『歴史の宿 金具屋』そこはまるで
ジブリ映画「千と千尋の神隠し」の
舞台のようなどこか幻想的な趣きある
素敵な旅館でした。死ぬまでにもう一度
泊まりに行きたいと心から願う金具屋の
魅力についてご紹介していきます。
※千と千尋の神隠しの舞台とされる
宿は多く、私自身も当時は舞台かも？と
いう情報を聞きつけて足を運びましたが
正直舞台かどうか関係がないほど
この宿には素敵な魅力と
神秘さがありました。
歴史の宿 金具屋の魅力
ポイントその①多種多様な八湯
旅の疲れを癒やすのに欠かせない温泉も
金具屋なら期待を裏切りません！！
建物内に3つの大浴場と5つの貸切風呂が
完備されており、しかも全てが
源泉かけ流しです！
中でも、屋上にある露天風呂は女性必見！
弱アルカリ性でナトリウム・
カルシウムの多い塩化物泉、
いわゆる「美肌の湯」とのことです♪
他にも「浪漫風呂」と呼ばれている戦後の
洋風文化の流行を取り入れ、
ローマの噴水を模した洋風の浴堂にある
クラシカルなステンドグラスも
見どころではないでしょうか？
ポイントその②一歩踏み込めば異世界？
初めて館内に足を踏み入れた際の感想は、
「なんかこの宿、普通じゃない！！」
入り口で館内MAPを渡されて案内中の
仲居さんから外に出るときはMAP
持参しないと迷子になると言われて
「そんな馬鹿な、もう立派なオトナだぜ」と
陽気にトイレがてら探索して本気で
部屋までたどり着けずにフロントまで
助けを求めに行きました。。
というのも、こちらの宿は
「登録有形文化財」に認定されており、
快適に過ごしやすい空間作りに
フォーカスされているというより
若干の不便さも残しつつ、
歴史に触れましょうという
コンセプトがあるのも
魅力の一つです。
※追伸
半べそかきながら仲居さんに
連れられて部屋に戻り、仲間たちから
散々馬鹿にされたのでお風呂中に
脱衣所から館内MAPを持ち去ったら
誰一人として戻ってきませんでした。。
ポイントその③全室異なる客室
金具屋の客室は全部で29室。
その１部屋１部屋が画一的なもの
ではなく、当時の職人さんが
一つ一つすべて異なる造りに
仕上げられたそうです。
1部屋1部屋が細部まで
こだわりがあり、全く同じデザインでは
ないので複数回泊まりに来ても
飽きないのも嬉しいですね♪
ポイントその④番外編
金具屋の周辺も昔ながらの
温泉街の趣きが残っていています。
射的や足湯など宿周辺でも少し足を
伸ばすだけで遊べるところがあるので
館内散策が終わったら
少し散歩してみてもいいかも？？
ポイントその⑤絶品グルメ
元来、温泉場とは病気の療養や、
身体の疲れを取ることで
「健康になる」ための場所と
言われています。
こちらの宿では、
身体の内側から健康になって欲しいと
いう思いから献立を考えられています。
特に、特別メニューとして
用意されている
「信州牛鍋プラン」は
りんごで育った信州牛を使用、
とても柔らかく、口の中で
とろけるような旨味が広がります。
最後に
千と千尋の神隠しが上映され、
瞬く間に大ヒットとなりました。
その後、さまざまな宿が
モデルだという噂が飛び交いました。
正直、私がこちらの宿を
選んで利用したのは
当時モデルかも！？という
いま思えばどうでもよい
理由だけで選定、実際に
利用してみるとモデルかどうかなど
関係なく、建物自体に歴史を感じながら
しかも、そこで温泉につかり、
絶品グルメを食べながら
泊まれること自体がなかなか
体験出来ないことなのでは
ないかと思います。
その他、四万温泉「積善館」も
千と千尋の神隠しの
舞台とも噂され、よく似た場所が
何箇所かあるようです。
もし、利用する機会があれば
作品を見えてから
訪れてみるのも新しい楽しみ方や
発見があるかも
（私も当時は友人たちとしか
足を運んだことがなかったので、
妻と娘を連れてもう一度訪れたいと
心から願ってやまない
最高の宿の一つです）。