二次会 結婚式

【2020年】絶対に後悔しない結婚式.01

『二人の子供として生んでくれてありがとう』

何度も書き直して用意していた両親の手紙やそれまで何度も彼女の前で練習していたスピーチ中にも紡がれていていなかった言葉に、両親や妻、そして、何より自分自身が驚いた記憶がいつもリビングに飾られた写真を見ると思い出す。

勿論、その言葉を伝えたことに今も昔も何一つ後悔はしていない(でも、毎年結婚記念日に当日の動画を一緒に見ようと決めた約束にはほんの少しだけ後悔している)。1年目はふとトイレに行こうとして失敗し、2年目は妻が大好きなタルトケーキを取りに行こうとしたら夜は太るから明日の朝食べるという突然のルール変更により失敗、そして、三日前の記念日は、動画視聴前に全ての用事を済ませてから自分自身の手で再生ボタンを押すようにと念を押されて断念。

正直、照れくさいけど毎年この思い出の場所に足を運ぶことは私たちの大切な約束の一つになっている。初めて、下見に訪れたときもいつかは家族で訪れたいと言っていた妻の願いは昨年実現した。慣れない車の移動中にずっと泣いていた彼女も不思議とその場所ではずっと笑顔でいたことを今でも鮮明に覚えている。

今年で38歳になり、昔に馬鹿騒ぎをしていた仲間たちもようやく最愛の伴侶を見つけてようやく大人らしい生活を送っている。仕事柄、幅広い年齢層の部下と一緒に働く機会が多くて、中には職場恋愛しているカップルがいたり、年上の彼氏をどうやって結婚モードに持っていくかを真剣に考えてる部下もいたりする。年齢差があることもあり、何かと相談を受ける機会もあるが正直得意ではない。私に出来ることは、答えを教えてあげることでもなく、導いてあげることでもなくて、とにかく話を聞いてあげること。

でも、そんな私でもある質問に関しては、何一つ迷うことなく即答できることがある。

「オススメの結婚式会場ってありますか?」或いは、

「どんな結婚式だったんですか?やって良かったですか?」

いずれの質問に対しても私の回答は、一つしかない。

『最高の結婚式会場、知ってるよ。絶対に後悔はさせないから騙されたと思って一度デートを装って相手を誘って一緒に下見してくるといいよ。大丈夫、結婚式場に行くと相手にプレッシャーを与えてしまうかもしれないけど、うまくやればバレないから(笑)。あっ、一つだけアドバイスするなら少しだけ東京からだと遠いから朝早くから行くか、一泊二日でプチ旅行してくるのもいいと思うよ』

普段、相手の意見を尊重して自分の意見を主張する機会が少ないからかもしれないけど、この話になると急に熱量が変わるから大体話を聞いている人は興味を持って聞いてくれる。

「なんていう会場(場所)ですか?」

その質問に対して、いつも私は言葉ではなく、1枚の写真を取り出して見せている。

大体この写真を見せるとみんなの表情や第一声は同じで

「これって、、、結婚式できる場所なんですか?」

「と、言うかどこですか??」

それに対して、私はこの施設や会社とは何ら関係もないのにまるで営業マンのような立ち振舞でどこか自慢気にこう伝えるようにと誰に言われたこともなく、完全にインプットされている。

出来るよ。石の教会を存在を知らないで結婚式を検討するなんて本当に不幸なことだと思うよ

数的な根拠も実証できる証拠もない。だけど、たった1日の出来事で私たち夫婦は知らぬ間に「ロイヤルカスタマー」になってしまっている魅力がここには存在することだけは断言出来ます。

さらに、この魅力は場所だけではないんだよ。もしかしたら、それを上回るくらいの魅力があるんだよ』

続きは、次回に。

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